【オンラインBOOKイベント】「みいちゃん、日本語できるよ」のお知らせ
Goodwillでは、2024年1月13日(土)オランダ時間9:30(日本17:30、シドニー19:30)より、「みぃちゃん、日本語できるよ」の著者である中野千野氏(オーストラリア在住、高校日本語講師)を講師にお招きして無料のオンラインイベントを実施します。
複数の言語、文化に触れて育つこどもたちが、ことばに対してどのような気持ちを抱くのか、実際に海外の地で子育てをされている講師や、モデレーターであるGoodwillメンバーの西山千香子氏(オランダ在住、言語聴覚士)と一緒に考えてみませんか?
特に複数の言語がある環境のなかで、お子さまを育てている保護者の方、教育者、支援者、また実際にそのような環境の中で成長された当事者の方には、考えを深めていただく良い機会になると思います。
文責:西山千香子
詳しくはこちらのチラシをご覧ください↓↓
2024年1月13日(土)
オランダ時間:9:30
日本時間:17:30
シドニー時間:19:30
講師:中野 千野(オーストラリア在住、高校日本語講師)
モデレーター:西山 千香子(言語聴覚士)
参加費無料
オンラインZOOMにて開催
イベントお申し込み詳細
お申し込み:
「オンラインブックトーク「みぃちゃん、日本語できるよ」お申し込みフォーム」
ご不明な点などありましたら、Goodwillのお問い合わせよりご連絡ください。
皆様にオンライン上でお会いできることを楽しみにしています。
イベントモデレーター西山千香子の絵本の感想
私は小学校の時、米国ヒューストンにある補習校に、毎週土曜日通っていました。
今は、毎週土曜日、オランダ・ティルブルグにある補習校に、子どもを通わせる親となりました。
私にとっての補習校は、日本語と英語を混ぜこぜにして話しても通じるお友達ばかりの、安心して遊び、学び、自分でいられる場所でした。
両親が、私を含め兄弟三人の日本語の発達や維持を心配をすることも、きっとあったことでしょう。
ただ、期間限定の駐在であり、日本に戻る将来が確定していた家族としては、補習校で学ぶことは一つの自然な形でした。
オランダ人と日本人の親を持ち、日本で生まれ、オランダで育ち、オランダ語を学習言語として成長している私たちの子どもたちにとっては、どうでしょうか。
親から子どもに継承される言語としての、自分の子どもたちの日本語の学びをどう支援できるか模索している中で、「みぃちゃん日本語できるよ」を知りました。
平日午後の、のどかな親子の会話、そしてみぃちゃんの心の声が、かわいいイラストにいきいきと表現されています。 本を読み、現地校で英単語が分からずにアルファベットを一文字ずつ写していた惨めさ、商工会議所が運営していた日本語図書館に行く時のワクワクした気持ちなど、幼い頃の気持ちが戻ってきました。
同時に、自分の子どもたちにはどのような風景が見えて、どう感じているのだろうと考えさせられました。
複数の文化・言語を移動しながら、もしくは包摂しながら生活する子どもが見ている世界は、近くにいても想像しかできません。
分からないからこそ、こうした絵本を通じて、周りの大事な人と「どう思った?」と話してみたいと思いました。